万葉集巻十一に解釈が一部定まらない次の歌がある。 璞あらたまの 寸戸きへが竹垣たかがき 編あみ目めゆも 妹いもし見えなば 吾あれ恋ひめやも〔璞之寸戸我竹垣編目従毛妹志所見者吾戀目八方〕(万2530) あら玉の伎戸が…More
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記紀の治水事業について―仁徳朝と推古朝の「堀江」記述をめぐって―
一 記紀の説話、逸話には、唐突で前後のつながりを認めにくいものがあり、特に紀には、断片のまま放置されているように思われる記述がある。それに対する研究態度としては、今日、大きく分けて二つの捉え方がある。第一は、歴史の些末…More
枕詞「あまだむ」と「軽(かる)」の関係と、槻の木のこと
允恭記に、木き梨なし之軽太子のかるのおほみこと軽大郎女かるのおおいらつめの話が載る。異母兄弟の関係は許されるが、二人は同母兄妹の間柄のためインセストタブーを冒したとされて流罪にあっており、悲恋の物語として受け止められて…More