熟田津の歌について─精緻な読解と史的意義の検討─

 万葉集巻一・8番歌は、額田王の熟にき田津たつの船出の歌としてよく知られている。   後岡本宮のちのをかもとのみやに天の下知らしめしし天皇の代〈天豊あめとよ財重たからいかし日ひ足姫天皇たらしひめのすめらみこと、後に後岡本…More