万葉集の「ますらをと 思へる吾や」について

 万葉集のなかで「大夫ますらをと 思おもへる吾われ」の形をとる歌は次の五例である。   大夫ますらをと 思へる吾われを かくばかり みつれにみつれ 片思かたもひをせむ〔大夫跡念流吾乎如此許三礼二見津礼片念男責〕(万719…More

万葉集巻二十の冒頭歌─附.「や」+疑問詞について─

 万葉集巻二十の冒頭に、昔、こんな歌のやり取りがあったという歌が載る。   山村やまむらに幸行いでましし時の歌二首  先の太上天皇おほきすめらみこと、陪従したがへる王臣おほきみまへつきみたちに詔みことのりして曰のたまはく…More

明日香皇女挽歌の第二反歌(万198)について

 柿本人麻呂の明日香皇女挽歌の第二反歌、万198番歌は解釈が定まっていない。長歌(万196)に対する反歌だから、同じ事柄を別の角度から見て歌って全体で大きなまとまりとなっていると捉えられなければならない。  明日香川 明…More