舎人皇子と舎人娘子の歌の掛け合い─「ますらを」考─

 万葉集巻二、相聞の歌に舎人皇子と舎人娘子の歌の掛け合いが載る。新大系文庫本の訳(135頁)を添える。   舎人とねりの皇子みこの御歌一首 ますらをや 片恋かたこひせむと 嘆なげけども 醜しこのますらを なほ恋ひにけり〔…More

万葉集の「ますらをと 思へる吾や」について

 万葉集のなかで「大夫ますらをと 思おもへる吾われ」の形をとる歌は次の五例である。   大夫ますらをと 思へる吾われを かくばかり みつれにみつれ 片思かたもひをせむ〔大夫跡念流吾乎如此許三礼二見津礼片念男責〕(万719…More